FaxConnect 1の概要

FaxConnect 1
...インターネット上でのFax接続実験

日時	1998年12月1日および2日
場所	USAカリフォルニア州サンノゼ Hilton & Towers

電子メールはインターネット上のコミュニケーション手段の中心として
役割を果たしている。これを実現する用件の1つとして、
ベンダごとの異なる実装間での共同運用を保証することが重要である。
今回、インターネット経由によるFax通信の標準が定まり、
IMC(Internet Mail Consortium)は既存のインターネットの枠組の中で
新しいコミュニケーション手段としてFaxの共同運用実験を開催する。

本実験は、統合されたサービスを目指しているFax、PCゲートウェイ、
emailコミュニティの各ベンダにより共同して行なわれる。


FaxConnect 1は、IMCがEMA(Electronic Messaging Association)と協力して
主催している。
IMCはFaxConnect 1の主催および資材管理業務を勤める予定である。
EMAは、将来開催予定のInternetFaxの共同運用実験デモンストレーション(*)
の準備も兼ねて、FaxConnect 1にはアドバイザおよびオブザーバとして参加する
予定である。
(*)1999年春にEMAの例年ミーティングにおいて開催される。
   なお、このデモンストレーションはEMAが主催し、IMCがアドバイザとして
   参加する。両組織はこれらの活動を連係して行なって行く。


FaxConnect 1での共同運用実験は、IETFおよびITUでその標準が懸案中である
インターネット上のFax通信を補償する。
インターネット上でのFaxのシンプルモードは既にIETFでその標準化がされており、
FaxConnect 1開催前に他も標準化されることが期待されている。
また、今回の実験では参加者それぞれが自由に実験内容を選択できる。

現地での実験の間、行なわれる実験の補助として、多数の事前のテストイベントが
行なわれる予定である。
参加企業によりFaxフォーマット用のwebサイト、POP mailbox、SMTP auto-responder
が用意され、イベント開催中に他の出席者もFaxフォーマットのサポートが
保証されている。

インターネットとFaxコミュニティは近年有意義な協調がなかったため、
今回のFaxConnect 1は非常に大きな意義をもつ。
また、FaxConnect 1の経験をもとに、今後リリースされる標準に従ってFax利用が
急増した際の市場の動向も予測できる。

2日におよぶイベントは、さまざまなインターネット上でのFax通信の
クライアントおよびサーバの実装をベースとして、差向いでの実験が行なわれる。
また、Mailクライアントおよびサーバ、Fax送受信製品、Internet/Fax間ゲートウェイ
の実装等も期待される。

2日間ともに、プロトコルや実装に関する活発な議論が期待される。
これらのセッションは、仕様やドキュメントの曖昧な部分や誤りの解決、また今後の課題の
議論にも非常に有効である。


スケジュール
1998/12/1(tue)
 8:30 -  9:30 Set up, get acquainted, muffins, fruit, coffee, sodas
 9:30 - 12:00 Testing
12:00 -  1:00 Lunch (buffet, served away from the work room)
 1:00 -  5:00 Testing
 5:00 -  5:30 Recap and plan for Wednesday

1998/12/2(Wed)
 8:30 - 12:00 Testing (muffins, fruit, coffee, sodas at 8:30)
12:00 -  1:00 Lunch (buffet, served away from the work room)
 1:00 -  4:30 Testing
 4:30 -  5:00 Review and prepare preliminary report
 5:00 -  6:00 Tear down


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Last modified: Tue Mar 9 04:07:05 1999