MFX

• プロジェクトの説明
  
  システム稼働状況を検証するUNIXコマンドには、さまざまな種類が あり、その出力メッセージの形式もそれぞれ異なっている。出力メ ッセージの形式を統一し、その構造と意味付け、表現体裁を分離す ることで、複数のプログラム間でのメッセージ交換の際の解析が容 易になり、また利用者側での表現体裁の選択も可能になる。本研究 では、 PICKLES端末を対象に、メッセージの標準形式を定義し、代 表的なUNIXコマンドの出力形式の統一と、メッセージを解析処理す る APIの実装をする。
  
  
• メッセージの「地域化」、「国際化」問題
  
  メッセージには世界各国の言語や文字の扱いに関する問題点もある。 この問題点に対しては「地域化」と 「国際化」の2つのアプローチがある。「地域化」とは、プログラムを、 特定の地域の言語や文字を扱えるように適応することである。それに対し、 同一のプログラムで世界各国の言語や文字を取り扱う試みを「国際化」という。 インターネットは世界各国を結び、さまざまな言語による情報が世界規模で 流通している。インターネット上でのメッセージ伝達・交換において、 「地域化」のアプローチでは、メッセージが特定の地域での利用に限定されて しまう問題がある。
  
  
• 業績一覧
  • 松岡 保静, PICKLES情報キオスクでのメッセージ形式統一とその評価, 東京工業大学1998年度卒業論文, February 1999

• matsuoka@ohnolab.org