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キオスクとしての利用




東工大大学院情報理工学研究科事務室での端末運用

かねてから事務職員と教官との間の連絡に 電子メールを使えるようにしたいという要望がありました。 それに応えるかたちで1996年3月に 東京工業大学大学院情報理工学研究科の事務室にPICKLES端末を 設置しました。そこでのPICKLES端末は4名の職員の間で共有されており、 電子メールを用いた職員間や職員教官間での情報交換に利用されています。 この試験運用はPICKLESプロジェクトにおける特定少数の利用者を対象とした 試験運用にあたります。 導入の際の設置先ネットワークの管理者との折衝などを通して、 管理ポリシーの異なるネットワークへ設置手順の確立や 遠隔管理の実現の必要性など、幾つかの課題が明らかになりました。 特にファイアウォールの内部への端末導入から、多くの知見を得ました。

東工大付属図書館での端末運用

多数の人を対象とした運用実験の場として 付属図書館に端末を設置する機会を得ました。 さて、図書館の役割というものを考えると、 その一つに「提供された情報を求めて人々が集まる場」というものがあると いえます。 その延長線には「インターネットに接する場」としての図書館があると 私たちは考えます つまり、人々が図書に触れ多くの図書から情報を得る場所が図書館であると 考え、「図書」を「情報」にまで拡大して解釈すると、 「インターネットの情報に触れ、インターネットから多くの情報を得る」場所 という役割を図書館が担っても不思議はないと考えるわけです。 さて
東工大付属図書館 では平成6年度より電子図書館の構築を目指して、いくつかのプロジェ クトチームを編成しての活動が行なわれています。 その中の一つであるI.I.pro. ( Information Infrastructure project) は、電子図書館実現に向けたネットワークの基盤作りに携わっています。 この一環としてWWWを用いた図書館のホームページを開設し、積極的な情報公開を 手がけています。 また来館者が館内でホームページの参照ができるように、 WWWのクライアントが動作する端末(以下WWW端末)の利用サービスを提供してきました。 しかし以前使われていた端末には動作速度、利用者管理の点が不十分で あり、使いやすさ、保守性、動作速度などの要求を満たす 端末が求められていました。 このような背景のもと、PICKLES端末の技術を用いたWWW端末の試験運用が 付属図書館と著者らとの共同により行なわれることになりました。 PICKLES端末の持つ高い保守性や、IDカードによる利用者管理機構などの特徴は、 WWW端末としての要求を満たします。 現在PICKLES端末を用いたWWW端末が大岡山本館に3台、長津田分館に2台設置されて います。

1996年度工大祭でのデモンストレーション

1996年度工大祭での大野先生の講演と連携する形で、PICKLES端末の デモンストレーションを行ないました。 当日は東工大の学生や職員ばかりではなく、多くの人達にPICKLES端末を 利用してもらうことができました。


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Last modified: Fri Aug 13 15:12:41 1999