今回(第3回)も「生存者情報データベースへの登録および検索訓練」に集中し て災害訓練を行ないました。また、多くの組織にご協力をいただき 、新潟および 神戸における公開実験が行なわれ好評を博しました。当初1月18日に予定 されていました3箇所目の公開実験会場である秋葉原会場での公開実験は、天 候不順のため残念ながら中止致しました。
◆ 訓練の内容
生存者情報データベースへの登録および検索訓練
生存者情報データベースは被災者の生存情報に関するデータベースです。 WWW(ワールドワイド・ウェブ)で生存情報の登録および検索ができます。 インターネットユーザが自ら被災者になったことを想定してその状況の 登録および検索を行ないます。
◆ 公開実験会場
◆ 前回訓練との相違
基本的な訓練内容は前回とほぼ同様ですが、前回の訓練で得られた経験を踏まえ、システムの改善、強化をおこないました。
◇ 入力インターフェースの改善
前回の訓練では、屋外での公開実験の際に問い合わせ手段として WWW (ワールドワイド・ウェブ) による入力インターフェースが提供されていましたが、今回の訓練では電話やFAXとインターネットを巧みに協調させた新しいインターフェースが追加されています。
入力インターフェイスとして以下の項目が追加されました。
被災者情報登録のための Windows95/NT 用クライアントソフトウェア。
ガイダンスに従い、トーン(DTMF) で登録を行います。 氏名等の文字入力は、ポケットベルの文字入力方法と同等の入力方法 です。
登録と同様の入力方法で検索情報の登録を行って、検索結果をFAXで 取り出します。
音声ガイダンスからIAA登録シートを取り出して、その登録シートに記入して FAXを送信して登録を行います。
OCRやOMRの自動認識に失敗した時の場合を考慮して、ボランティアによる。登録情報の修正を行えるようになっています。
FAX情報をインターネット上に流すために、InternetFAXを使用してい ます。