システムの説明
IAAではインターネット上のデータベースに生存情報を登録するために、イン
ターネットにアクセスできるコンピュータが必要になります。しかし、被災時
にこの前提が成り立つ保証はありません。
そこで手元にコンピュータがなくても生存情報を登録できるように、テレホン
サービスを導入しました。被災者は、音声ガイダンスにしたがってプッシュホ
ンのボタンを押すだけでインターネット上のデータベースに生存情報を登録・
検索できます。すなわち、公衆電話、携帯電話、PHS などがどれか一つでも利
用可能ならば生存情報を登録・検索できるのです。被災直後の状況を考えれば、
この方法は有益だといえます。
音声ガイダンスによる被災者情報の登録
音声ガイダンスによる被災者情報の検索
音声ガイダンスによる被災者情報の検索結果出力
この実験ではWIDE/PhoneShellシステムを利用しています。利用者がかけた電
話はWIDE/PhoneShellを用いたテレホンサービスシステムが応答します。テレ
ホンサービスシステムは入力された情報をインターネット経由でデータベース
に登録します(下図)。
lifeline@wide.ad.jp
Last modified: Fri Feb 6 13:09:10 1998